2023年8月25日

日記を書こうという意識が頭の片隅にあると、日々の生活で生じる選択に自覚的になる気がする。

 

三日間の夏休み、山へ行く。恋人は車の運転が上手い。運転が上手な人ってこういうことを言うんだなと毎回新鮮に驚く。この人の前では絶対に運転したくないな。方向音痴な上にすぐ意識があちこちに飛ぶのでわたしが助手席でできることは何もない、けれどもただそこにいることは得意なので勝手に楽しい。

「この人と美しいものを見ている」という実感があれば他人と一緒にいられる。本当にそれだけでいい。人によっては迷惑だろうなと思う。

 

高松美咲「スキップとローファー」9巻を読む。人と人との感情のやり取りなんてグロテスクに決まってる、というかそうであってほしい、じゃなきゃわたしのこのわかり合えなさに対する諦めから出発する切実さを正当化できないとずっと思っていた。最初からわたしはひとつも諦めてなかったって今ならわかる。

 

最近買った本。

リディア・デイヴィス「分解する」

カミーユ・エマニュエル「跳ね返りとトラウマ そばにいるあなたも無傷ではない」

田村美由紀「口述筆記する文学 書くことの代行とジェンダー

 

少しずつ回復してきた。