2024年1月10日

2024年1月1日

今年も会いたい人に会いに行く一年がいい。

今年一冊目は岡真理「ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義」。

 

2024年1月2日

疲労感。インターネットから離れる。

友達から連絡がある。子どもの寝かしつけに時間がかかるようになってきたと話す友達。毎日儀式のように覚えている人間の名前を全員呼んでから眠るらしい。わたしも眠れない時に好きな人たちをひとりずつ思い浮かべるから気持ちがわかる。忘れたくないよね。

 

2024年1月3日

ずっと心がざわついている。何をすればいいのかわからない。身体を動かしていないのにへとへとでどうにもならず、色々諦めてベッドに横になる。毛布にくるまって目の前の本棚をしばらく眺めていると、何となく起き上がる気分になる。ベッドの隣に本棚があると良い。とりあえず映画を観てみる。Amazon Prime Videoにアキ・カウリスマキ作品がある。ジャン=ピエール・レオ、本当に大好き。トリュフォーアントワーヌ・ドワネルシリーズしか知らなかったけど、誰が撮ってもジャン=ピエール・レオってこういう感じなんだろうか。間が悪くて、思い込みが激しくて、事故のように恋に落ちて周囲の人間を振り回す。他人事じゃない。

深夜2時を過ぎても恋人が帰ってこない。心配になってメッセージを送ると、終電に乗れなかったと電話がある。さっさと寝る。

 

2024年1月4日

昼過ぎに起きる。芥見下々「呪術廻戦」25巻を買う。以前Twitterに「呪術廻戦、あなたの魂のかたちをわたしに教えてくださいって話ですか?」と書いたけど、25巻を読んでいよいよ確信する。呪術廻戦はあなたの魂のかたちをわたしに教えてくださいという話。

 

2024年1月5日

早起きして朝から友達と友達の子どもと遊ぶ。もうすぐ1歳半になる子どもはわたしにいろんなことを教えてくれる。

もうずっと渦中にいる、もらったものと同じくらいを返せているかわからない、遅くなるかもしれないけど返せる時に返すね、何かあったらいつでも言ってねと友達に言われる。そんなの全然、本当に全然大丈夫なんだよと泣きそうになる。

世の中に対して言いたいことがあるのは世界に対する責任だから、上手く言えなくても言いたいことがあるという状態を持ち続けることが生きていく上で必要なのではないかという話をする。昨年末に読んだフォークナーのノーベル文学賞授賞スピーチを思い出す。

 

2024年1月6日

昼過ぎに起きる。さすがに寝てばかりじゃない?と恋人に言われて笑う。新宿の紀伊国屋書店で本を買う。

 

2024年1月7日

昼過ぎに起きる。カフェアリエへ。特に何か話すわけでもない、カウンターに座っているだけで楽しい。

今度はわたしが終電に乗れない。タクシーは具合が悪くなりそうだから自転車を借りようとするけど、酔っ払ってiPhoneの操作ができない。まあいいかと開き直って歩く、時々走る、目に映るものすべてが眩しく見える。愛ある方向へ進みたいと強く思う。

 

2024年1月8日

昼過ぎに起きる。友達から家に来ないかと連絡が来るけど、外に出る気分になれなくてまた今度と返信。夜中の3時までスイカゲーム。夢中。

 

2024年1月9日

イカゲーム。

 

2024年1月10日

イカゲーム……。