2024年5月8日

無理だなと思うけど無理だなと思うのは簡単だからできる限り抗う。意識を持つ。

きっと誰も見ないだろう、でも誰かが見るかもしれない、そういう小さな静かな場所で日記を書くことは自分にとってとても大切なことだから、精神の危機の真っ只中、少しでも書くことを試みる。言葉がないという状況にあって、それでも言葉しかないなと何度でも思う。

この世に対して正気でいる義理ひとつもなしと常に憤りながら10代20代の時間を過ごしてきたけど、つい最近、はっきりと今ここにいる自分を認識した。わたしが今この世界に対して向ける眼差しは、そっくりそのまま自分自身に向けられる。諦めたり諦めなかったりしたことのすべてが。だからわたしは浮きながら沈みながら、速くなっても遅くなっても、それらのずれをそのままに世界を見る。どんなにずれていても見ることだけはやめない。これをたぶん死ぬまでやっていく。できるんだろうか。

昨日はずっと考え事をしていて、イスラエルのラファ侵攻の即時停止を求める意見を書いて送って、署名も目に付いた範囲で書いて送って、少しだけ友達とメッセージのやり取りをして、そういえば家に帰ってからろくに食事をしていないと朝になって気付く。何はともあれエネルギーを……と自分に言い聞かせながら朝から豚肉を焼いて食べる。肉を久しぶりに食べた。美味しいと思った。耐え難かった。日々の生活を営むことそれ自体がグロテスクに思える。それでもわたしは今ここにいる。